今回は選挙についてです。もうすぐ参議院選挙がありますが、東京都知事戦もあり注目度は高いとは言えませんが非常に重要な選挙です。
今回の選挙では18歳選挙権が解禁され、憲法改正の発議を行う議員数を改憲勢力が得られるかなど注目すべきポイントがあります。
目次
下宿している大学生は実家に帰省して投票する必要がある
県外の大学に進学した学生は、実家に帰って投票に行かなければなりません。ただでさえ投票に行かない若者がわざわざ帰省してまで投票に行くでしょうか。
少なくとも僕の周りの学生で選挙に行っている人はあまり多くありません。今回の選挙が何かわかっていない人も多いです。
僕は京都の大学に通っていて、実家が兵庫なので帰省するのもそんなに大変ではありません。しかし、遠方から進学してきている人にとっては、よくわからない選挙のために多額のお金をかけて帰省する意義を見出せないのだと思います。
元内閣府参事官で、法政大学法学部非常勤講師の伊藤伸氏によると、一度も投票に行ったことがない人は、選挙権のない(なかった)人を除くと42%という結果となったそうです。「住民票が実家にある」と答えた学生は38%となりました。
かなり多くの学生が住民票が実家にあり投票に行かなかったということが伺えます。
期日前投票に行けばいい?
投票日に帰省することが難しいのであれば、期日前投票に行けばよいという声もありますが、そもそも何のための選挙かわかっていない人が多いので帰省すること自体が嫌なのです。
おそらく実家に住んでいれば投票に行くであろう学生でも、わざわざ実家に帰省してまで投票に行こうという学生は残念ながら少ないです。
さらに、今回の参議院選挙は多くの学生の期末試験が迫ってきています。こうなってくるとわざわざ規制して投票に行く学生が多いとは到底思えません。
不在者投票宣誓書兼請求書
実際には、必ず実家に帰らないと投票できないのかというとそんなことはありません。各市町村のホームページから「不在者投票宣誓書兼請求書」をダウンロードし、必要事項を記入して、住民票がある市区町村の選挙管理委員会に送ると、速達で投票に必要な書類一式が届きます。
そして届いた投票用紙を現在居住している自治体の選挙管理委員会にある「不在者投票記載場所」で投票することができます。
しかし、わざわざホームページから書類をダウンロードして、郵送で送られてきた書類を持って投票に行く学生は少ないです。まずこの制度そのものを知らない学生が大半です。
まとめ
僕の先輩は就職して実家に戻ってはじめて選挙に行くそうです。つまり、学生時代の2年間に一度も選挙に行かなかったわけです。選挙には行きたいけど実家が遠くていけないという学生は多いと思います。
そういった学生の人は「不在者投票宣誓書兼請求書」をダウンロードして投票しましょう。といっても投票は明後日なので間に合うのか怪しいところですが。選挙権があるのに投票しないのはもったいないです。
そもそも住民票を下宿先に移していればよい話なのですが、意外にも住民票を移している人は少ないです。あまり使うことがないことと、手続きがめんどくさいことが理由です。
この調子なら憲法改正の国民投票に行かない学生の数もかなり多いのではないかと思います。
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