ChromebookにAndroidアプリをインストールすることができるようになりましたので、試してみました。Chromebookの弱点であった対応アプリの少なさが完全に払拭されました。
Chromebookはオンライン環境がないと、かなりできることが限られていましたが、Androidアプリに対応することによりオフラインでできることの幅が大きく広がりました。WordやExcelがオフラインでも使えることや、画像編集アプリが使えるようになることは、ユーザーにとって大きなメリットになります。
現時点での対応機種 ▼
目次
Google Playストアのアプリがインストール可能に
現時点では「Devチャンネル」と呼ばれる開発者モードに設定しなければ、アプリをインストールすることができません。Chromebookの「設定」から、「Chrome OSについて」→「詳細情報」→「チャンネルを変更」で「Dev」を選択すると、本体が更新されて、Play ストアが表示されます。
Devチャンネルとは
Dev チャンネル: Chrome OS の最新機能を試したい場合は、Dev チャンネルをご利用ください。アップデートは週 1~2 回行われます。このチャンネルはテスト済みですが、新機能をいち早く公開することを優先しているので、不具合が発生することもあります。
不具合が起こる可能性があるとのことですが、いち早く新機能を試すことができるモードです。バグやクラッシュが起きた場合もChrome OSでは再起動もすぐにできるので大きな問題はありません。
Stableチャンネルに戻す際には、ダウンロードしたファイル、写真、所有者権限、保存されたネットワークなどが削除されますので注意が必要です。基本的に、Chromebookはクラウドをメインとしているパソコンなので、バックアップについては心配ないかと思いますが、Stableチャンネルに戻す際にはダウンロードフォルダに大切なファイルがないか必ず確認しましょう。
実際に「Devチャンネル」に変更してみた
「Devチャンネル」に設定すると、見慣れたGoogle Play ストアの画面が現れました。
Androidスマホや、タブレットと全く同じですので使い方で困ることはありません。チャンネルを変更するだけで、ストアが表示されますので非常にわかりやすいです。
オフライン環境で作業が可能に
Androidアプリが使えるようになったことによるメリットとして、Wi-Fiがない環境でも文章の編集や写真の加工ができるようになりました。
特にOffice系のアプリが使えるようになりますので、レポートやプレゼン資料を電車の中や地下などでも編集することができます。
Chromebookの価値が飛躍的に上がる大きなアップデートです。ライトユーザーなら重くて使いにくいWindowsを使うメリットがほとんどなくなりました。
実際にインストールしたアプリを紹介
実際に僕がインストールしたアプリを紹介していきます。現時点ではトラックパッドでのスクロールが効かないものや、画面比率が対応していないものなどもありますが、これから先Chrome OS向けにチューニングされていくはずです。
Google Play Music
Google Play Musicのアプリは問題なく動作しました。ブラウザで立ち上げるよりもアプリとして開いたほうが使いやすくていいです。また、楽曲をダウンロードしておき、オフラインで楽しむこともできます。
Google Keep
Google Keepもアプリで起動すると素早くてとても便利です。問題なく動作しました。
こちらもブラウザでなくアプリでみることでオフラインでも保存した記事をみることができるようになりました。
Google カレンダー
Google カレンダーはブラウザに比べてかなりすっきりとしていて見やすいです。
Google マップ
こちらもブラウザよりもみやすくて別ウィンドウで開くとストレスが少ないです。
にゃんこ大戦争
僕の大好きなにゃんこ大戦争も動作しました。いまのところゲームするのに支障はありません。Chromebook Flipはタッチパネルに対応しているのでスマホ向けゲームが楽しめます。
Murakumo
動画ダウンロードアプリの「Murakumo」も問題なく動作しましたが、画面サイズは縦長になってしまいました。
Word・Excel・PowerPoint
冒頭でも触れましたが、オフィス系のアプリが使えます。今まではOffice オンラインを使ってオンライン環境でしか使えなかったものが、オフラインでも使えるようになったのは大きなメリットです。
まとめ
まだ正規アップデートではありませんが、問題なく動作するアプリが多く実用に耐えうるものでした。 ChromebookでAndroidアプリが使えるというのは、Chromebookユーザーにとってはもちろん、Chromebookの購入を考えている人にとってはビックニュースです。
現時点での対応機種は3種類だけですが、そのほかのChromebookも2016年以内に対応するというアナウンスがなされています。
アプリに対応してChromebookはできることの幅が大きく広がりました。個人的にはオフラインでも文章の作成が快適にできるようになったのが嬉しいです。
Chromebookの購入を考えている人や、軽くて安いノートパソコンを探している人にはAndroidアプリに対応して最高のデバイスとなった「Chromebook Flip C100PA」がおすすめです。
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