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目次
国際安全保障論
村田晃嗣教授の国際安全保障論の講義を受講しています。とてもためになる講義ですので、ブログにまとめていきたいと思います。
概要
なぜ国際紛争は発生するのか?
これは有史以来の問いであり,国際政治学の最大の問題でもある。
国際協力も国際紛争についての理解なしにはありえない。
この授業では,国際紛争を歴史的・理論的に考察し,21世紀の日本を取り巻く安全保障上の諸問題を検討する。
また,受講生の理解と関心を高めるために,数度にわたって映画を教材に用いる。
国際政治学とは
国際政治学とは、政治学の細分化された学問の1つです。
イーストンという政治学者の言葉に「政治とは価値の権威的配分である」という言葉があります。政治とはあらゆるところに発生するものといえます。
1919年にイギリスのウェールズ大学で、はじめて国際政治学という学問が大学教育で教えられました。
これには2つの要因があります。
1つ目に、19世紀末に、日本とアメリカという非欧州の大国が出現したこと。
2つ目に1914-1918年に勃発した、WWⅠの影響です。
地球⇔人間単位の安全保障
現在の安全保障の最大の単位は、地球規模の安全保障です。そして、最小の単位は、人間一人一人の安全保障です。
国際政治は文化や価値観が大きく異なります。
それが国内の政治との大きな違いです。
国内では、暴力(警察)が集中、独占することで平和を維持しています。
一方、国際政治では、暴力が分散することで平和が保たれています。核武装もその一例といえます。
国際政治は無政府状態である
国際政治は無政府状態であることを認識する必要があります。
村田晃嗣教授は、国際政治における無政府状態とは、無秩序とは異なるとおっしゃっていました。
秩序がないわけではないです。中国やロシアなどの大国でも、真正面から国際世論に刃向かうことは憚られます。
まとめ
自助(Self Help)→国際政治学の最大のテーマであるということだそうです。
つまり、なぜ戦争は起こるのか?ということが国際政治学という学問のスタートです。
安全保障論の講義の1回目のイントロダクションでしたが、非常に中身の濃い講義でした。
現代の日本の安全保障を考える上で、非常に参考になる講義ですので、次回からもブログにまとめていきたいと思います。
テキストの国司紛争という書籍も非常にわかりやすくおもしろいです。
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