僕は今、1ヶ月のアメリカ留学に来ています。英語で会話をしているときに日本人は教科書で学んだお馴染みのフレーズを使いがちです。僕がアメリカに来る前に買った『日本人が「使いすぎる」英語』という本が実際にめちゃくちゃ使えるので、その中からイチオシの会話フレーズを紹介していきます。
“How are you?” や “I’m fine.” などのお馴染みの会話表現はもちろん間違いではないのですが、毎回同じフレーズを使うと社交辞令的で心がこもっていないような印象を与えてしまうことがあります。
目次
- 『日本人が「使いすぎる」英語』とは
- 基本英会話フレーズ
- “Sure. No problem.” : どういたしまして。
- “Hi, I’m Taro, Taro Suzuki.” : 私の名前は太郎です。
- “Thanks, but no thanks.” : ありがとう、でも大丈夫です。
- “It tastes great!” : おいしい!
- “Could I use your bathroom?” : お手洗いを借りてもいいですか?
- “Pretty good.” : 元気です。
- “Not bad.” : 変わりなく順調です。
- “Is that so?” : 本当に?
- “Say no more.” : いいですね。
- “It slipped my mind.” : 忘れてしまいました。
- “What do you do on weekends?” : 趣味はなんですか?
- “That’s what I thought.” : わかります。
- “Same here.” : 私も同意見です。
- 海外旅行
- まとめ
目次
『日本人が「使いすぎる」英語』とは
僕が今回紹介する表現の多くはこの『日本人が「使いすぎる」英語』という書籍から学んだフレーズです。著者のデイビット・セインさんは、25年間日本に住んで英語を教えておられるそうです。
彼によると、日本人は教科書的なお決まりフレーズばかりを使ってしまうので、一歩踏み込んだコミュニケーションとれない場合があるそうです。その他にも “Fish, please.” や “No, thank you.” などはネイティブに冷たい印象をあたえる場合があります。
本当に使えるフレーズがギュッとつまっているので、僕もアメリカでフレーズを使いまくってどんどん覚えています。
本当に使える英会話フレーズを紹介
この本の中から実際にアメリカでめちゃくちゃ使える便利な表現を紹介していきます。ネイティブの友人に聞いたところ、どれも自然でかっこいい表現ばかりだと言われました。
基本英会話フレーズ
まずは基本会話編です。旅行などでも役に立つ便利な表現が多いです。反射的に教科書英語が出てくる人は、よりネイティブな表現に言い換えるようにすると会話の幅が広がります。
“Sure. No problem.” : どういたしまして。
「どういたしまして」と聞くと “You are welcome.” という表現がとっさに出がちですが、これはややそっけない響きがあるので、“Sure. No ploblem.” というのがより自然です。
他にも “My pleasure.” は「喜んで」という意味を含むので、相手のお礼に対する返事にぴったりです。
“Hi, I’m Taro, Taro Suzuki.” : 私の名前は太郎です。
私の名前は〜ですの名乗るときの定番フレーズといえば、”My name is ~.” ですが、カジュアルなシーンにおいては、”Hi, I’m ~.”と名乗ることが多いです。
“Thanks, but no thanks.” : ありがとう、でも大丈夫です。
“No, thank you.” だけだと言い方によっては冷たい印象を与えてしまうので、“Thanks, but no thanks.” と言うようにするとより丁寧です。
他にも、“No thanks, but thanks for asking.” という表現も使いやすいです。
“It tastes great!” : おいしい!
おいしいという時に “Delicious!” という表現はもちろんよいのですが、それしか知らないとバリエーションの幅が狭いです。“This chicken is fantastic!” など様々な表現を覚えておくと、役に立つでしょう。
“Could I use your bathroom?” : お手洗いを借りてもいいですか?
トイレを借りたい時に toilet という単語を使ってしまうと、便所というニュアンスがあるのであまり上品ではありません。bathroom という単語を使いましょう。
また、“Do you mind if I use your bathroom?” という表現を覚えておくと友人の家などで使えます。
“Pretty good.” : 元気です。
“How are you?” と聞かれた時にいつも “I’m fine.” と答えてしまう人は多いと思います。実際僕もそうですが、“I’m fine.” は「まあ、いいかな」くらいのニュアンスなので “Pretty good.” や “Great! You?” などの表現を使うとよいです。
“Couldn’t be better.” といえば、「最高だよ」という意味になりますので、こちらも覚えておきましょう。
“Not bad.” : 変わりなく順調です。
可もなく不可もなくと応えるときに日本人は “So-so.” と言いがちですが、ネイティブの感覚では「実は最悪だけど、そういうのも気が引ける」というような時に使う表現です。
“Same as usual.” や “Nothting special.” などの表現が好ましいです。
“Is that so?” : 本当に?
“Really?” という表現はよく使うと思いますが、あまり連発するのも芸がないので他の言い方も覚えておくと便利です。
“Is that so?” の他に、“Are you serious?” や “I had no idea.” なども同じような場面で使えます。
“Say no more.” : いいですね。
日本語にも馴染んでいる “Okey.” は便利な表現ですが、“Say no more.” というカジュアルなフレーズもあります。
“Sounds good.” や “I like that.” など様々な表現が使えると会話が盛り上がります。
“It slipped my mind.” : 忘れてしまいました。
うっかり忘れていたというときに “I forgot about it.” ではやや大げさすぎます。ですので、“It slipped my mind.” という表現がおすすめです。
“What do you do on weekends?” : 趣味はなんですか?
趣味はなんですか?と聞くときによく使うフレーズといえば “What’s your hobby?” ですが、これだと少し限定された言い方になります。
“What are your interests?” というのもかっこいいですね。
“That’s what I thought.” : わかります。
相手の話に対する相づちで、”I know.” だけではややそっけないので “That’s what I thought.” という表現がおすすめです。
“Same here.” : 私も同意見です。
“Me too.” という使いがちな表現の言い換えです。「ですねえ」「同感です」という意味のカジュアルな表現です。
海外旅行
飛行機や空港などで英語で応答する機会が多くあるので、その時の便利な表現を覚えておくと旅行のときに役に立ちます。
“I’d like fish.” : 魚料理でお願いします。
機内で食事について聞かれたときに “Fish, please.” と応えることが多いですが、少しカジュアルすぎる表現なので、“I’d like fish.” や “Fish sounds good.” などの言い方をするとよりよいです。
“Beer would be great.” : ビールをください。
機内でビールがほしい時に、“Give me beer.” というと少し乱暴です。“Beer would be great.” や “Beer for me.” と言って頼みましょう。
“I think, I’ll have tea.” : 紅茶をください。
紅茶をくださいというときも、”Tea, Please.” というと、少し乱暴にとられる可能性があります。I think, I’ll ~ で「~にしようかな」という言い方になります。
“Maybe, I’ll have tea.” というのもよい表現です。
“I need to get to Times Square.” : タイムズスクエアまで行ってください。
タクシーに乗った時に使える表現です。シンプルに“Times Square, please.” も○。
“I’m not feeling well.” : 具合が悪いです。
具合が悪い時に、”I’m sick.” と言いたくなりますが、これはかなり重症なときに使う表現です。
“I have a stomachache / a headache / nauses / a fever.” (お腹が痛い/ 頭痛がする / 吐き気がする / 熱がある) などもついでに覚えておきましょう。
“I’ll have this.” : これをください。
“I want this.” というと子供っぽい言い方になってしまうので、“I’ll have this.” や “I’ll take this.” などを使うようにしましょう。
“Could I get the check?” : お会計をお願いします。
レストランでお会計を頼む時のフレーズです。イギリスの場合は check を bill に言い換えます。“Excuse me, we’re ready to go.” といっても、お会計をしてくれます。
まとめ
たくさんのフレーズを紹介しましたが、どれも実際に使える便利なフレーズばかりです。僕も意識して教科書的な英語からこれらの英語を話すようにしています。
少しの工夫で会話のバリエーションがかなり広がるので、留学前や旅行前に読んでから行くとかなり効果を発揮します。
今回紹介したのも本の中のほんの一部ですので、興味のある方は是非『日本人が「使いすぎる」英語』を読んでみてください。めちゃくちゃおすすめです!