先日NHKで自動運転車の特集をやっていて、その技術は非常に興味深いものでした。日産とベンツは技術的には一般道での完全自動運転が可能なレベルまで達しているそうです。
この番組をみていてふと思ったのですが、近い将来今ある仕事のほとんどは機械に取って代わられるのではないか気づきました。今回は近い将来の人間が行う仕事について考えていきます。
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自動運転車が当たり前になるとトラックの運送屋やタクシー運転手は不要に
これは当たり前のことかもしれませんが、レベル4と呼ばれる完全自動運転車の技術が確立された場合、トラックの運送屋さんやタクシー運転手という職業はなくなる可能性が高いです。
先日長野に車で夜中に行ったのですが、周りはトラックばかりで中にはふらふらしているトラックもありました。かなり体調的に厳しいのだろうなと思いました。もし、自動運転車が普及すれば、危険な深夜の運送業はすべて自動運転車が行うことになるでしょう。
同じように、タクシー運転手も自動運転車に取って代わられる可能性が高いです。テレビで聞いた話によると、現在Googleが自動運転車の人工頭脳の開発に動き出しており、非常に高いレベルの人工頭脳が自動運転車に搭載されるそうです。
OK GoogleやSiriのように話しかけるだけで目的地まで連れて行ってくれる自動運転車があれば、もはやタクシー運転手は不要になります。
自動運転車の普及により、多くの人が職を失う反面、事故率の低下や運送効率のアップなどが期待できます。
レジの販売員は不要に、スーパーの在庫管理もオートマチック化
僕は本屋でバイトをしているのですが、レジに突っ立ってお会計をしている時間がとても長いです。将来的にこのレジの販売員の仕事もなくなっていくのではないでしょうか。
レジが開発される前は、お金の勘定をすべて人間が行っていました。今では計算するのはすべて機械です。それが将来的に、商品の受け取り、袋つめ、お釣りの受け渡しまですべて機械が担う時代も近いでしょう。
本屋やスーパーの在庫管理の仕事もすべてオートマチック化されて、機械が行うようになれば人間の負担は最小限で済みます。そのような時代がくれば、人間の仕事はクレーム対応などの限られた仕事に限定されることが予想されます。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2が予想した未来
僕の大好きな映画であるバック・トゥ・ザ・フューチャー2では、1985年当時に、2015年の未来を予想して描いています。
タイムマシンを使って30年後の未来にタイムスリップすると、そこには空飛ぶ車が飛び交い、ガソリンスタンドはすべて機械が行っていました。
空飛ぶ車は開発されませんでしたが、この映画では様々な未来の発明品を予想し、的中しています。タブレット型の端末や、ARゴーグルなどばっちりと当てています。
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この映画からもわかるように30年後の未来には今からでは想像のつかない画期的な発明がされていることでしょう。
他に将来的に機械に取って代わられる仕事は?
週間ダイヤモンドで「機械に奪われそうな仕事ランキング」が掲載されていたので、抜粋して紹介します。
会計士
一番事務員
セールスマン
一般秘書
飲食カウンター接客係
商店レジ打ち係や切符販売員
箱詰め積み降ろしなどの作業員
帳簿係などの金融取引記録保全員
大型トラック・ローリー車の運転手
コールセンター案内係
乗用車・タクシー・バンの運転手
中央官庁職員など上級公務員
調理人(料理人の下で働く人)
ビル管理人
米国におけるランキングということだそうですが、かなり納得できるランキングとなっています。調理人や一般秘書もなくなってしまうというのには驚きです。
僕は今から就職活動をするので、その時に機械に取って代わられる仕事が多くあるということを頭に入れておくことも大切だと感じました。
自動運転車に関しては事故の責任を誰が取るかという問題や、法律の問題などがありますが、近い将来完全自動運転可能な車が主流になる時代が来るでしょう。
技術進化のスピードとインパクトが大きい昨今、人の仕事の意味やそれを奪うことの意味について、今まだ以上に考えるべき時期に来ているような気がします。
こうした進化は一部企業の利益追求の為になされるわけですが、彼らはそれによって不利益を被る人たちに対して必ずしも責任をとっていません。放っておけば、格差がどんどん拡大してしまうかもしれませんね。というか、IT x 市場原理主義がもたらす必然的な結果ではないかと思います。
コメントありがとうございます。機械による仕事のオートメーション化は便利な反面、機械によって仕事を奪われ不利益をこうむる人々がいるということを頭に入れておくべきだと感じました。